最後の1人、最後の1台
政治、宗教、野球はブログ炎上の引き金になりかねないのですが、今日はちょっと政治の話より。
小泉政権に引き続いて、安倍政権もメールマガジンを毎週木曜に発行しています。
今日(6月14日)発行分のメールマガジンにおいては、いくつもの内閣を経て放置されてきた年金問題に対しての確固たる思いを語っておられます。
その中で、「最後の一人までチェックをして、年金をお支払いします。」という文章が書かれていました。
何となく似たような表現を聞いたことがあるなあ、と思っていたのですが、そう言えば松下電器産業の中村社長が似たような宣言をされておられました。
ご存知の方も多いでしょうが、FF式石油暖房機による一酸化炭素中毒事故を受けての機器回収に際しての決意で、株主総会において「15万台のうち、10万台の回収および所在の確認ができているが、最後の1台を見つけだすまで継続していく。」という宣言をされていたのです。
少し考えてみても、この2つの事例では全く事情が異なります。
本来、売り切り型で、廃棄された機器を無断で持ち去って利用するケースや、リサイクルショップに転売されることで、FF式石油暖房機などはその所在を明らかにするのが大変困難と言えます。
最近のパソコンのようにユーザ登録のハガキなどが同封されていようとも、それを実際に出さない人も多いと思います。
そのため、こういった問題は引き続き継続的に発生する可能性はあると思います。
一方、年金に関しては、「国がやっていることなのだから管理されていて当たり前」というのが我々の考えでもあったように思います。
その上、全国民に関連し、直接的な金銭のやり取りが絡んできたために、ここまで大事になったと言えます。
より困難な立場にあった松下電器産業の宣言は、組織の信頼度を大きく向上させることに寄与したとも言われています。
また、その後の類似案件である、電子レンジ等のリコールに関しては、先んじて機器の回収を図るような対策を実施し、組織風土として定着したことも窺えます。
年金制度の改革が、安倍政権の信頼度向上の起爆剤になるのかどうか。
今まで以上に着目していく必要があるでしょう。
| マスコミ対応緊急マニュアル―広報活動のプロフェッショナル 著者:石川 慶子 |


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