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2007年3月14日 (水)

3R

この前、とある方の講演で拝見したのです。

やはり「3R」と言えば、「Reduce(減らす)」、「Reuse(再利用)」、「Recycle(リサイクル、再資源化)」の3つのRと思ってしまいますが。

「Refuse(拒む、断る)」、「Reduce(減らす)」、「Reuse(再利用)」で3Rだ、と理解する方が本質的なのではないか、という話がありまして。

「あ~、確かになあ」と思ったのですが、結局のところリサイクルという行為が免罪符のようになっていて、”大量消費”の構造が全く変わっていないことが原因かと思います。
単に”大量リサイクル”になっているだけですから。

改めてこういうところから概念を改めて検討し、変更する必要があるのかもしれませんね。

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2006年12月14日 (木)

CSRとコンプライアンス

昨今話題の「CSR=Corporate Social Responsibility」と「コンプライアンス」について、ちょうどいい事例が報道されていたので取り上げることにします。

今日の出勤途中にナビのテレビで聞いていたのですが、某鉄道会社さんを巡る事例です。

その鉄道会社さんはある路線を運営しているのですが、その路線沿いに幕末の志士も御用達にしていた料亭があるそうなんです。歴史を感じさせる情緒あるところなのですが、沿線の鉄道路線の騒音が新幹線の騒音基準を超えているというもの。

そして、それに対して、特に何の対策もとろうとしていないと憤慨する料亭の関係者に対して、「誠意を持って対応」をしてきたと主張する鉄道会社。



環境基準としては、在来線には環境基準が設けられていません。

これは環境省のWebサイトからも確認することができます。今設けられている「騒音」に関する環境基準の中では、「航空機騒音、鉄道騒音及び建設作業騒音には適用しない」と定められています。

その一方、一般的な「騒音」の環境基準以外には、「航空機騒音」、「新幹線鉄道騒音」の3つがありますが、確かに「在来線の騒音」については基準が設けられていない、すなわち事業者の自主行動に委ねられているわけです。

ここで今回のお話を整理すると…当然ながら企業さんとしては法律違反をしているわけではないのですが、社会からの要請としては「それだけではよくないだろう?」という主張になるわけです。



ここで「CSR」と「コンプライアンス」という言葉の意味に戻りますが、CSRは「企業の社会的責任」と一般的には訳されていますが、「R=Responsibility」には、「信頼度」という訳語があるということをGRI日本フォーラムの後藤氏、薗田氏は主張しています。

同じく、「コンプライアンス」については「法令遵守」という意味よりも、昨今では「順応性」あるいは「柔軟性」という意味もあり、こちらの方が適当ではないかと主張する方も、内部統制の議論などを通じて増えてきました。



いずれの言葉も、社会と企業との関係性を考える上では非常に重要な概念ではないかと思いますが、単なる法規制を守るだけ、といったところで終わらないのが重要な点です。
企業が社会からの信頼度を得ることも、社会に柔軟に対応して順応していくことも、終わりはないからです。

すでに法規制の遵守は前提条件。そして、その上でどう行動していくか。

企業にとっては、社会とのコミュニケーションすらも事業活動の前提条件になりつつあるようです。

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2006年12月 2日 (土)

環境会計とは

まずはブログのタイトルにも書いている「環境会計」について。

一時期は新聞や環境関係の雑誌などにもよく掲載されていたのですが、最近は専門的な学会ジャーナルくらいでしか見かけなくなってしまいました。

具体的に言うと、企業や自治体などの組織における、環境への投資や経費などの「環境コスト」と、その結果得られた経済的な儲けだとか環境負荷の変化量などのバランスを見るための手法のことです。

通常の「会計」の中から、環境活動に関するものだけを抽出したものとも言えますが、経済と環境の関係を捉える概念とも言えるかもしれません。

1990年代の後半から日本企業では一気に普及しましたが、はっきり言って今はその有用性を考える上では大きな転換期に来ているように感じます。

集計の際の手間、利用方法の多様性、他の企業が業種との横並び比較の困難さ、集計基準の曖昧さ、などなど、環境会計の理論的・実践的な問題点はまだ多く存在します。

ただ、少しずつ多様な分野の方に関心をもってもらい、理解を進めると同時に考えていただくことが、問題を少しずつ紐解いていくことにもつながると思っています。

事実、当初は会計や経営の専門家の先生方が中心だった学術の世界でも、最近では土木工学や環境工学からのアプローチが随分増えてきたように思いますし、さまざまな応用事例も発表されるようになってきました。

これからも、このブログやホームページを通じて、1人でも多くの方に関心を持ってもらえるといいなあ、と思っています。

ちなみに僕は山上達人先生の「環境会計入門」からこの分野に足を踏み込むようになりました。

環境出身の方でも、会計や経営出身の方でも読みやすいかと思いますので、是非ご参考になさってください。

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